【VGC2016】レパゲングラゼルネ
ポケモン | 道具 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
グラードン | べにいろのたま | だんがいのつるぎ | ほのおのパンチ | ロックカット | まもる | ひでり |
ゼルネアス | パワフルハーブ | ムーンフォース | マジカルシャイン | ジオコントロール | まもる | フェアリーオーラ |
ガルーラ | ガルーラナイト | すてみタックル | グロウパンチ | かみくだく | ねこだまし | きもったま |
ドーブル | メンタルハーブ | ダークホール | へんしん | トリックルーム | トリックガード | ムラっけ |
ゲンガー | ゲンガナイト | ヘドロばくだん | こごえるかぜ | かなしばり | まもる | ふゆう |
レパルダス | きあいのタスキ | イカサマ | アンコール | ちょうはつ | ねこだまし | いたずらごころ |
成績
カマルオフ15位で予選抜け
決勝トーナメント一回戦負け
経緯
まず最初に使おうと思ってた構築はエルフゲンガーの並びにグラゼルネを入れた形のものだった。しかし、「まもる」を切ったエルフーンでは初手に何もやることがないという場面が多く、だからと言って「まもる」を入れるようなスペースもない、というジレンマを抱えたまま当日を迎えてしまった。
オフ会場に向かう電車の中で何か良いサポートポケモンはいないかと探していたところ、初手に「ねこだまし」ができて、エルフーンと同じように「アンコール」を覚える特性「いたずらごころ」のポケモンであるレパルダスを見つけ、そのまますぐに採用することにした。
個別解説
技:だんがいのつるぎ ほのおのパンチ ロックカット まもる
特性:ひでり→おわりのだいち
実数値:189-254-180-*-128-112
配分:H108 B4 A244 D140 S12
性格:いじっぱり
・H-D:C202ゲンシグラードンの「だいちのちから」耐え
・S:S1↓最速100族抜き
VGC2016では最も硬いポケモン。天候を取られなければ一撃で落とされることはほとんど無く、天候をロックできるゲンガーと相性が良い。レパルダスかゲンガーのどちらかが倒されたときに繰り出して暴れてもらう。初手の2体の相手の行動を封じる能力がとても高いおかげでこちらの行動にはかなりの余裕が生まれるため、それを活かすためにロックカットを採用している。
技:ムーンフォース マジカルシャイン ジオコントロール まもる
特性:フェアリーオーラ
実数値:201-*-116-183-118-166
配分:B4 C252 S252
性格:おくびょう
ドーブルと並んでVGC2016を象徴するポケモン。「ジオコントロール」を積んで制圧する展開はやはり強く、このポケモンのおかげで勝ちを拾った試合もあった。個人的に遅いゼルネアスはあまり評価していない(速いグラードン、カイオーガに上から噴火、潮吹きを打たれるため)が、この構築ならば積むのは比較的容易なので「ジオコントロール」後の展開を安定させるために耐久振りにするのが良かったように思う。
ガルーラ
特性:きもったま→おやこあい
実数値:181-177-120-*-120-167
配分:H4 A252 S252
性格:ようき
今回は主にゲンガーでは不利な相手や、相手のゲンガーに対して選出するために採用。相手のゲンガーに「ねこだまし」を打てるようにメガシンカ前の特性を「きもったま」にしている。
特性:ムラっけ
実数値:161-*-78-*-83-72
配分:H244 B124 D140
性格:のんき
・S:最遅
VGC2016の環境を破壊したポケモン。「トリックルーム」で相手のメガゲンガーに対応するために採用。エルフーンの各種補助技やゲンガーの「おにび」をシャットアウトするための「トリックガード」。ドータクンカイオーガの並びから天候を取り返したり、腐りにくくするための「へんしん」。「へんしん」の枠は通りのいい相手のゲンシグラードンの全体技を防ぐために「ワイドガード」でもいいかもしれない。
ゲンガー
技:ヘドロばくだん こごえるかぜ かなしばり まもる
特性:ふゆう→かげふみ
実数値:147-*-103-208-116-200
配分:H92 B20 C140 D4 S252
性格:おくびょう
・H-B:A146ファイアローのいのちのたま「ブレイブバード」を高乱数で耐える
今回の構築のカギとなるポケモン。「かげふみ」と「こごえるかぜ」や「かなしばり」を合わせて、後発のポケモンの動きやすい場を整えていく。「こごえるかぜ」はレパルダスの「ねこだまし」を最大限活用するために採用した。
技:イカサマ アンコール ちょうはつ ねこだまし
特性:いたずらごころ
実数値:139-*-102-*-71-173
配分:B252 D4 S252
性格:おくびょう
エルフーンの代わりに入ってきたポケモン。エルフーンでは初手に出てくるガルーラにほとんど仕事もできないまま倒されてしまうという展開が多く見られたため、それを解決するために「ねこだまし」で確実に仕事ができるレパルダスを入れた。これでレパルダスが倒されても、ゲンガーの「こごえるかぜ」と合わせて確実に有利状況をつくることができる。
基本選出
先発 後発
初手は「ねこだまし」+「こごえるかぜ」から入って、動きやすい場を整えていく。レパルダスが落とされたら、そのまま後発のポケモンでの制圧を狙う。レパルダスが生き残っている場合は、「アンコール」+「かなしばり」によるロックを狙ったり、「イカサマ」+「まもる」で削りを入れてレパルダスだけ倒してもらい、後発に繋ぐ。
カマルオフでは全試合この選出をした。
最後に
突貫で仕上げた構築ではあるが、かなり強い構築であると思う。一方で明らかな欠陥もみられるので、それを解消できればさらに完成度は高まるだろう。レパルダスゲンガーの並びは今まであまり注目されていなかったが、一線で戦える力は十分にあるように感じた。